在学生の声

  

ロースクール在校生インタビュー(2017年)

参加者(学年、出身大学、学部)
A:未修3年、大阪市立大学・法
B:既修2年、立命館大学・法
C:未修2年、関西学院大学・法
D:未修1年、立命館大学・法


◇志望動機・クラスの雰囲気

A:まずクラスの雰囲気ですけど、多分雰囲気的には緩い感じですよね。1年は仲良しなんやろうなっていうのは分かりますね。明るい人が多そうな感じですね。

D:本当にもう明るすぎて。でも助けられるからまあいいですね。勉強を教えてくれる人も結構いますし。

A:2年は未修から上がった人と既修入学の人との合流地点ですが、特有の雰囲気とかありますか。

B:上下関係も特にないですね。これから仲良くなっていくかなっていう段階。

C:勉強面に関しては特に何もないっていうか。

B:既修は未修の人に助けてもらうことも結構あります。

A:3年は結構ドライな感じです。普通に勉強のこと話すし、でもプライベートにはそんなに深く突っ込めへんしある程度の緊張感。3年やからっていうのもあるんでしょうけど。では、志望動機は?

D:自宅から気軽に通えるのとちょっと露骨な話、お安い。すごい助かる。安さはほんまに入学金がただっていうのも。

A:それはその学年からやな。

D:私たちの学年からめっちゃ助かる制度で。50万ってほんまに破格の安さで。普通の国公立で80万で私立が基本120万以上するからまあ安いですよね。ローに行くか働くかっていうあれがあって、働いた方が絶対親とか家のこととか的にはいいし、周りがどんどん就職していって妙な罪悪感とかもある。そういうときにちょっとでも負担を軽くしてロースクールに行く気力がそがれへんかったっていうのはめっちゃあります。このローやったら行けるっていう。

B:それに加えて奨学金制度と特待生制度でさらに安くなるっていうのも大きいなと思って。特待生制度は半年に1回審査で、前期失敗しても後期で挽回できるのがすごいいいなって思いました。

A:半年ごとの選考ってなったら、定期試験を頑張るモチベーションになる。金銭的負担があるのとないのとでは全然違う。毎回免除を目指して頑張るみたいな短期目標になりますよね。

B:初年度納付金が国立の半分ってのはでかい。あと、先生がすごいいいって大学のときの先生に聞いとって。

D:大学からの先生のお知り合いがいっぱいおったから、多分いい授業なんやろうなっていうふうに入ってきました。

C:消極的な理由を別にすれば大阪市民なんで近さが……。関学が遠かったんで。多分ロー来たら毎日ほぼ来ることも増えるやろうと思って、できるだけ近いとこに行きたいっていうのはありました。近さっていうのは重視して選んだ理由かな。

 


◇授業

A:先生が親切っていうのは私は志望する段階では知らなかったけど入ってからやっぱ思います。積極的に行ったら何とか答えようとしてくれる先生が多い。

授業についてイメージと違うとかあります?

D:大体想像どおり。そもそも少人数制で先生と密にやり合うんやろうなと思ったら思った以上に密で。予習はもちろん大切なんですけどその場で考えようとしてたらめっちゃ先生も待ってくれる。

B:予習の量がすさまじいけど、先生のフォローがすごい。授業後に教えてくれる。あと友達同士でも授業前後に話したりして理解が深められるんで、ここに来て良かったなって思います。

C:授業準備と復習がすごい時間かかるっていうのがやっぱり学部と大きく違って。人によってペースが違うから誰と合わせるとかじゃなくて自分のペースをつかむまで大変だったなっていう感じがあります。

あとやっぱり授業でやることは多いことは多いんですけど、それでも実際問題として足りないところがあったりするので友達、先輩と自主ゼミっていうのを組んだりして、カバーできるようにやってます。しんどいですけどやり続けないと進級できないし進級して卒業したところで司法試験ということを考えたらどのみちやらざるをえないという感じ。

A:予習中心の人が多いですかね?

B:復習ほとんどできてなかったんですけど、復習がすごい大事やなって思って、後期は復習を頑張っていきたいなと思います。

A:2年になると実務家教員の授業が入ってきます。

C:髙見先生の授業はなかなか聞けないお話とか実際に自分が体験されたことのお話とかも一緒に交えて教えてくださったりするのでイメージがつくので分かりやすい。実務家ならではという意味では 2年では聞けるようになったかなと思います。

A:民事訴訟実務の基礎では、そういうふうに考えてその要件が問題になってここが論点なんやっていう思考過程は自分の中で腑に落ちる部分はありました。

C:民法をそれでやってくださったので民訴と民法はつながるみたいな感じ。他の授業でも実際民法の考え方みたいなんがやっぱり使えるように意識はしようという訓練になったと思います。

 


◇アカデミック・アドバイザー(AA)制度

A:3年になると法文書作成の授業があって、弁護士さんとかが実際に書いてる書面を書く課題がわんさか出るんです。要件事実が分かってる前提で論点っていわれるようなところとかそれで判例にあたってっていうような感じ。あ、今やってる勉強、使えるんやなっていうのが分かるっていうのがモチベーションにもつながる。法文書の堅い形式とか初めて知った。ロースクールでそういうことを教えてもらえるっていうのは将来のためにいいことなんやなと思いました。

では、アカデミック・アドバイザー(AA)の制度ですけど行ってますか。

D:行ってます。

A:2年は毎週ありますよね。

B:毎週あります。

D:論点の確認と軽く問題を出して「こういうときはこういうふうに書いていくんだよ」っていうふうにほんまに型の練習をしてもらえる。未修ってそもそも書き方が分かってない人が多いからすごい助かる。

B:既修も書き方分かってないときも結構あって。それをAAの先生も分かってるんで最初に書き方を中心に教えてくれたんですけど、それが定期試験にも活きて、すごい助かりました。何使ったらいいかとかっていうのもAAの先生にも聞けるからすごい助かる。

C:受験生の本音的なことを聞けるので教材とかどういうふうに勉強していくかっていうことも結構参考になりました。

 


◇エクスターンシップ

A:エクスターンシップは絶対行った方がいいと思います。2年の春休みに弁護士さんの事務所に行って張り付いて10日間ぐらい一緒にいろんなことを体験できるという感じです。

C:ちなみにAさんはどんな希望を。

A:労働事件を多く扱ってる事務所で、使用者側の事件も労働者側の事件も両方やってる事務所がいいって書いてたら個人の先生の事務所でほんとに両方やってて。実際にそのときに裁判やってたわけじゃないからそこは見ることはできなかったけど事件記録とかは読み放題やった。原告適格の書面とかを読めて今やってるのはほんとに直結するんやなっていうのが分かる。労働者側と使用者側って視点を変えればやっぱり言うことも違う。こういうことを考えてこういう資料を出してるとかを教えてもらった。実際そういう資料を見たりするとモチベーションがとてつもなく上がります。

何か希望とかありますか。

B:まだ決めてないですけど民事事件をしたいと思ってるんで、そういう事務所で、分野はまだ明確には決めてないです。

A:ぜひ感化されてください。

C:はっきり決まってないです。どっちかっていうと大きい事務所じゃなくて小さい事務所でいろんな事件を見たりとかする方が希望としてはあるかなっていう感じです。もうちょっと固めてもうちょっと専門性のあるところをのぞきたいかなということもなくはないですけど。まだ迷ってます。

A:市大は希望すれば必ずエクスターンに行かせてもらえる、すごいいい環境やなと思うのでぜひ行ってください。弁護士の先生とつながりもできる。

次に、みんな勉強する場所は?

 


◇自習室、資料室

D:私はもっぱら自習室です。荷物全部置いていけるし気軽にかばんだけ持ってきて、勉強やって身軽に帰るっていう。

A:1人1個、机があってしかもそれに引き出しまで付いて。収納量ありますよね。あの引き出し。

D:めっちゃ入る。

A:しかも机も結構な大きさの机やから前にちっちゃな本棚とかも置ける。自習室で普通に机を与えられてないロースクールもあったりするから。そうなると朝一に行って図書館のいい席の争奪戦みたいになるっていうのはちらほら聞いたこともある。そういう勉強以外のところのストレスはないからいいですよね。

D:択一の本だけ持って行けばいい。

B:自分は結構自習室と家を使い分けてて。1人で集中したいときは学情の地下の院生専用個室。

A:あそこいいですよね。

B:はい。試験前はあそこにこもってずっとやってました。

A:3年必修の法文書作成はパソコン必須なんで、資料と六法と要件事実の本と持って学情の2階でノートパソコンを借りて地下2階の個室を予約して使ってました。

B:すごい集中できますよね。

A:何かしーんってしてるから自分のカタカタ、カタカタっていうパソコンたたく音も結構聞こえるけどちょっとぼそぼそって言っても別に聞こえへんし。

C:僕も1年生から自習室です。あんまり家でやる気にならないんで。学校で勉強するっていうスタイルに完全にしてしまおうと思って。学校でやるように全部荷物も置いて自習室でやってます。

 


◇将来目指す法曹像

A:将来目指す法曹像は決まっている人がいるんですかね、今の段階で。

D:家族法をやってみたいなってずっと思ってて。どろどろしたのが好きっていうのもあるんですけど好きで何とかなるもんじゃないから。そこで活躍して、できれば弱い人たちをちょっと助けられたらいいかなくらいいしか思ってないんで。そういうふうになっていきたいなと思います。

A:何かきっかけは?

D:母子家庭っていうのもあるんですけど、そういう人たちをちょっと間近で見てたから、やっぱり法律を知ってるか知らんかでだいぶ違うかなって思うんで。そこで確実に力を付けていったらやっぱり知らんよりは知ってる人がそばにおった方が心強いやろうっていうふうにしか思わんくて、そんな安易な感じできてます。

A:全然安易じゃない。しっかりした信念持ってるんやなって思いました。

B:Dさんとは違って僕はドラマがきっかけでこっちの方面に行こう思って。

A:ちなみに何の?

B:リーガル・ハイが一番好きやけど、法学部に来たきっかけはHERO。ロースクールに来たきっかけは、学部で実務家の先生が弁護士の仕事を話す授業を聞く機会があって。そのとき、弁護士って自分で自由にできて楽しそうな仕事やなと思って、ロースクールに行きたいなって思い始めました。

D:ドラマだけじゃない。

C:中高がインターナショナルスクールみたいなところで、 LGBTとか女性の権利とかそういうマイノリティーの人の話みたいなんが結構あって。日本って実は単一民族じゃないんだよみたいな基本的な話とかもいろいろ受けて。そういう人らがたくさんいる割には日本もまだまだ全然その人らにとっては過ごしやすいとまでは言えない社会であるって教えてもらったりして。そうであれば、その人らの力になれるようなことをしたいなっていうのがきっかけです。目指せるんやったら目指したいなと思ったんです。

A:あと、市大って面倒見いい人多くないですか。先生に限らず修了生や先輩とか。こうした方がいいよ、この本がお勧めだよとか、貸してって言ってないのに貸してくれるみたいな。教えて欲しいって頼めば自分の勉強もあったり忙しかったりするのに何とかして教えてくれますし、本当に助かってます。

D:そういう修了生が無事司法試験に合格するとすごい自分のようにうれしい。この勉強法は少なくとも間違ってないっていう自信にもなる。この先輩について行ったら少なくとも実力はつくとかそういう精神安定剤にもなります。

A:一番身近な人が受かるとそれだけで自分が受かったわけじゃないけど、私も次いけるっていう自信になりますよね。

D:何か自信になる。同じ勉強してるもんっていう。そういう人の存在はすごい助かるなって思います。

A:修了生の自習室もある。修了生もたまに来て、そこでちょっとしゃべったりもできる。ロースクールっていう全体空間の中に一緒にいて勉強してるっていう感じ。卒業しても一応の勉強場所とモチベーション維持のための体制が整ってる。受かるまでいていいんだよみたいな。すぐ受かるつもりではいるけど。

D:滅多にへこたれないですよね。ここおったら。

A:直近で修了した人の話とか聞ける。そういう意味でつながりというかアットホームな感じはしますよね。

A:本日は、ありがとうございました。

一同:ありがとうございました。

 

(開催 : 2017年)


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