在学生の声

  

ロースクール在校生インタビュー(2016年)

参加者(学年、出身大学、学部)
A:未修3年、京都産業大学・法
B:既修2年、近畿大学・法
C:未修2年、大阪市立大学・法
D:未修1年、関西大学・経済


◇志望動機・クラスの雰囲気

A:では志望動機とか、クラスの雰囲気から聞きたいと思うんですけど。市大の雰囲気はどうですか。
B:少人数でアットホームな雰囲気だなっていうのはすごく感じます。あと人数が少ないので当たる回数も多くて、ある程度アットホームだけど緊張感もあってすごくいい雰囲気だなと思います。
A:そうですね。他の大学のローの雰囲気とかも聞いても、ちょっと人数が多くてよそよそしいというか、あんまりまとまりがない雰囲気のとこもあるって聞きますので。それと比べるとやっぱり市大ローはアットホームでみんな仲良くまとまりがあっていいかなっていう感じはします。志望動機として市大を選んだ理由は何かありますか。
D:市大を選んだ理由は先生方がやっぱりいい方が多いって聞いたので。
A:それは学部時代の先生からそういう話を聞いたということですか。
D:そうですね。
B:私は家から通いやすいっていうのが一番大きいです。あと中小企業向けの弁護士になりたくて、ここはそういう授業もあったのでそれも志望動機の一つです。

 


◇授業

A:では、授業を実際に受けてみて雰囲気はどうですか。さっき少人数で何回も当たってすごい勉強になるっていう面もあると思うんですけど、どうですか。
B:当たる回数は他のローに比べたら多いんじゃないかなと思います。予習の量も大体2~3時間ぐらいでやってます。
A:予習や復習はどんな感じで進めてますか。自分で決めているやり方ってありますか。
B:課題があるような予習は課題に取り組みながら基本書に返ったり、問題集に返ったりして、課題のない分については、短答の過去問やってみたりしています。あと、思い返せるように授業のまとめノートを作って司法試験につながるように予復習をするように心がけています。
A:予習も復習も司法試験を意識して進めているということですね。確か、D君は純粋未修だったと思うんですけど、予習は大変ですか。
D:大変ですね。
A:Cさんはどうですか。2年目ですけど。
C:1年後期が結構しんどかったのもあったんですけど2年生の前期はそれをはるかに上回って、きつかったです。1年後期はテスト前に慌てて予習とか復習とか定期試験につながることを詰めてやったんでそこは反省して、2年前期は授業始まってからちょっとずつノートを作ったり、さっきのBさんじゃないですけど、授業で言ってたことをすぐ振り返れるようなノートを作ってテスト前はある程度余裕を持って試験に挑めるように勉強しました。
A:実務家教員の授業も2年生から増えると思うんですけど受けてみてどうでしたか。
C:実務家の先生は、刑事系、民事系がいるんですけど、刑事系の先生は「どういう弁護をした」とか「どういう事件があって自分はこういうときにはこういうことを言った」っていう話などがあって、実務と学校の授業、教科書とか以外に「どうやって使うのか」っていう使い方のとこまで教えてくれるので、よりイメージを持って勉強できるようになりました。

 


◇アカデミック・アドバイザー(AA)制度

A:では、次に本学を修了して司法試験に合格した先輩たちが、現役生が書いた答案を見てくれるアカデミック・アドバイザー制度なんですけど、受けてみてどうですか。
D:答案の書き方とか、親切に教えてくださるので毎回行っているんですけどすごいいいですね。
B:ほとんど行っているんですけど、教授の方は特に内容面を教授してくださって、実務家の方は形式面、司法試験合格の戦略を教えてくださるので、AAと授業の内容が相まってどんどん頭が整理されていって、毎回新しい発見があって行くのがすごくためになるなと思います。
A:実際に「どういうふうに実務で運用されているのか」って教えてもらったりすると、それ自体が勉強にもなりますし、実務に触れることで勉強をする際のモチベーションアップにもなります。
C:1年生のときあまりアカデミック・アドバイザー制度を使っていなくて、2年生になってから書いて答案を出してっていうことが増えてきて。フランクでもあり時に厳しく、かつ理解しやすい感じに伝えてくれるので実務家の先生はやっぱり賢いなと思いました。
A:大学の先生は勉強の中身については教えてもらえるんですけど、やっぱり学部時代だと実務家の先生とふれあう機会もなかなかなかったと思うんですけど。
B:そうですね。刑事法の先生は刑事事件で有名な先生なので具体的な訴訟の資料を使って裁判例を教えてくださるのですごく頭に残ります。将来の自分の弁護士像を膨らますのにすごく貴重な授業だなと思います。3年生の授業はどんなんですか。
A:演習の授業が増えてきます。だから、実際に問題を配られて1~2年で習得した知識を実際に問題でどう使えばいいのかとか。この問題文だとこういう論点というか、問題があるんで、それに対して1~2年生で習得した知識を使って「こう解けばいいのかな」っていうのを身につける授業とか。 2年生に引き続いて刑事系の実務家の先生であるとか、あるいは弁護士の先生に「法文書っていうのはこうやって作成するんだよ」っていうのを授業で教えてもらえるっていうので、モチベーションが上がる授業でもあるし、すごい勉強になる授業が3年生も揃っています。

 


◇エクスターンシップ

A:3年生の授業っていうことで、エクスターンシップの話もしようと思うんですけれど受けようと思っていますか。
C:はい。
A:エクスターンシップっていうのは、春休みに弁護士事務所で実際の現場をいろいろ見学させてもらえるっていう制度があるんですけれども、大体2月から3月にかけて2週間なんですけど、いつ、どの2週間を受けるかっていうのはその弁護士の先生と相談して、例えば、「委員会が入ってるから見学させてあげようか」とか「裁判の期日が入ってるから実際にその日に来てちょっと見学してみるか」っていうので、日程を調整してもらえます。
市大のエクスターンシップの特徴としては、基本的に希望すれば全員受けれるっていうところが大きいのかなと思います。
C:それすごいですよね。他の大学院やったら成績上位の人しか呼んでもらえなかったりっていうのを聞いてて。
A:自分が行った事務所は医療過誤を扱っている先生のところに行かせてもらって実際に相談に来られた方も医療過誤の相談でした。
「損害賠償請求はできるんですか」とかそういう相談なんですけど。証拠も収集しないといけないんで例えば病院に行ってカルテを押さえたりするのも「カルテの保存期間もいついつまでだし、まだもうちょっと様子を見ましょう」とか、法的見解を踏まえて相談者が実際に行動する指針となる助言を含めて伝えているのを見聞きしてすごいなって。「ただ問題に対して法的見解を述べるだけじゃないな」っていう面があって「すごい面白そうだな」っていう感じもしました。ただ、その一方で相談者から質問された際の先生のレスポンスがすごく速いのを見て「やっぱり、しっかり勉強しないといけないな」ってあらためてモチベーションを高めることができました。
他にもカルテを見せてもらって実際に裁判所に提出資料のモデルを作らせてもらったりとかしました。

 


◇自習室、資料室

A:では、自習室とか資料室について。各自どこで勉強されてますか。
C:僕は、1年生のときはずっと家でやってたんですけど、さすがに科目も増えてきて、教科書もいっぱいで、2年生になってからはずっと自習室です。自分専用の机があるのでそこに教科書とか百選とかを置いて学校にいる間は、ずっと自習室で勉強するようにしています。
D:僕も自習室でやっています。
B:私も前期はずっと自習室でやっていました。
A:大体は自習室で勉強したりとか、気が乗らなかったら家に帰って勉強したりもしますけど、市大のロースクールは、1人に1台ずつ机が割り振られているので、そういう面ではずっと固定の机があるので、他のロースクールだと自由席で固定じゃないんで、朝一に来て席を取らないといけないっていう面があって、荷物とかもずっと自分で持ち歩いたりとかもしないといけないという面があるんで、やっぱり1人1台ずつ机をもらえるっていうのは、環境としてやっぱりいいのかなという気はします。

 


◇将来目指す法曹像

A:次に将来目指す法曹像というのがあれば。そもそも、皆さんは法曹を目指そうと思ったきっかけは何かありますか。
D:弁護士もののドラマをめっちゃ見てました。『99.9』とか。
A:自分も最初はドラマだったかなって思います。中学校ぐらいだったかな『最後の弁護人』っていう刑事弁護のドラマがあって、弁護士に興味を持ったというのがきっかけで法学部に進んで。京都産業大学だったんですけど、弁護士の先生と話をする機会があって、その先生が消費者法を熱心にされている先生だったんですけど、「弁護士の仕事も面白いのかな」と思って法曹を目指したっていう面もあるんですけど。
B:私はお父さんが会社経営してて、ちょっといろいろ法的トラブルに巻き込まれたことがきっかけで人に助けられるっていうのも、単に日常で助けるとかじゃなくて法的な面で人助けをできるっていうのは、すごくその人の人生に関わることで、やりがいのある仕事だなと思って目指し始めました。
A:他にも検察官や裁判官志望という人もいますけど、市大は弁護士志望が多いかなっていう印象はあります。あと、今は予備試験を受けて司法試験を受験するっていうコースがあると思うんですけど、ロースクールに入ったのはやっぱりじっくり勉強したいっていう面があったからですか。
D:そうですね。多分、独学やったらだらけて絶対やらないんで。学校に来てた方が勉強できるかなと思って来ました。
C:僕も大学時代、法学部やったんですけど、法学部生として知ってなあかんことも、あまり知らんようなまま何とか卒業したんで。でも、弁護士になるってなったら基本的な知識は欠かせへんなと思って。予備校とか予備試験とかもあるんですけど、基本的なとこを押さえないまま「多分自分の能力的に受かれへんやろうな」っていうのがあったんで、それやったら未修で3年じっくりやって目指す方が、自分にとってはそれが一番最短かなと思ってローにしました。
B:私は、さっきの経験からもそうなんですけど、人とのつながりってすごい大事だなって思ったので、予備試験で一人でやるよりは、みんなで苦しい時期を乗り越えて仲間とやった方が精神面にもいいかなと思いますし、将来、法曹ってすごく縦のつながりも、横のつながりも強いと思うのでそういう意味では、ロースクールっていいなと思って選びました。
A:人脈を得るというか、OBの先輩とのつながりを考えたりとか、あるいは、実際に教員の方に教えてもらいながら、質問したりもできますし勉強するっていうのは、予備試験で時間短縮するメリットと比べても、より大きなメリットがあるのかなっていう感じはしますね。
D:今年の未修は男性だけですけど、女性も結構いるんで男社会やからどうとかっていうのは、あんまり気にせず、女性同士のつながりもできるっていうのは大きいかなと思います。
A:雰囲気がアットホームだっていう話も同学年だけの話ではないので。
D:1回生でゼミやってその書いた答案を上回生さんに見てもらったりとか。すごいありがたいですね。
A:学年内だけじゃなくて、上級生とのつながりが持てるっていう面も市大の強みなのかなっていうところがあるっていう話ですね。

 

(開催 : 2016年)


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